行者にんにくの栽培
行者にんにくの栽培において、まず知っておいて欲しいのは、 行者にんにくを植えてから食べられるまでに３年、花が咲くまでに７年という長い年月がかかるということである。
また、行者にんにくは寒さに強く、暑さに弱いので日陰で育てるのがよい。 具体的には、根元が直射日光に当たらないように、木陰に植えるとよい（朝日は当たってもよい） 日本海側以外の地域では、鉢やプランター栽培が良いらしく、 太平洋側でも、静岡ぐらいまでなら普通に庭で育てることが可能である。 成長しても３０ｃｍ程度の大きさで、あっという間に大きくなって手に負えなくなるという心配はない。 種まきから３年は移植してはいけないので、ものぐさな人にピッタリではないでしょうか 寒さには強いので防寒の必要はないが、暖かい地域だと６月中ごろに、葉が黄色くなって枯れてしまう場合がある
実生７年目で綺麗な花が咲き、種子が採れる。 種の収穫については、膨らみが破けてもいきなり地面に落ちたりはしないので 殻が開いてから収穫するのが一番いいと思われます。 少なくとも殻が茶色くなるまでは待ったほうがよい。
行者にんにくの栽培 〜注意点〜
１アール当たり石灰３０ｋｇ、堆肥３００ｋｇ、鶏糞１０ｋｇ、発酵油粕１０ｋｇを施します。 播種後は薄く覆土をしてから充分に鎮圧して藁などで覆い散水します。 発芽後、敷き藁を取り除き、乾燥しないようにする。夏場は乾燥防止のため、日覆が必要です。 発芽してから３年間は移植しません。３年生の秋に定植いたします。 定植は酸性地を嫌います。定植前、５〜７日位に石灰・発酵油粕・腐葉土などを少量施して下さい。 苗は２〜３本を束ねて、２０ｃｍ角の升目植えが良いです。 定植後、２週間くらい経過しましたら野菜配合肥料・発酵油粕を少量、施して下さい。 夏場は乾燥しますので、畝間に藁などを敷き、寒冷遮で遮光すると良いです。 葉や茎が大きくなって１５〜２５ｃｍくらいに伸びましたら、根元より３〜４ｃｍを残して刈り取りまして食用にしましょう。 収穫が終わりましたら、御礼に発酵油粕を少量、施して下さい。 葉や茎を収穫しないでも、６〜８月には葉や茎が枯れて無くなりますが、心配することはありません。春には大きな新芽が出てきます。 木の葉を積んで腐葉土つくりを 木の葉には鶏糞、牛糞、油粕、米糠、山土、石灰などを混ぜ合わせて積み完熟した堆肥をつくりましょう。
＜管理＞すべてを刈り取るのではなく、３分の一くらいは、どんどん成長させて育成させる。
行者にんにくの栽培 〜ワンポイント〜
・一回収穫すると、３年はまったほうがよいだろう。
・行者にんにくは、黒土と腐葉土を半々に混ぜた水はけの良い土壌を好む。
・酸性・弱酸性の土壌を嫌うので、PH6以上がおすすめです。
・植え付けの際、深さ８〜１０ｃｍぐらいに深植えする
・８月下旬から翌年２月までは、苗に覆土が必要なので苗の先端から２〜３ｃｍくらいを土で覆うとよい
・６年生以上の苗で、葉や茎を食べないで置くと花を咲かせ種が取れる。採取した種子は、乾燥させないように保管する
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